丈二の日常
呪われた週末(1)

10月2日日金曜日、午前10時45分。かみさんから息も絶え絶えの電話。
「玄関で転んで動けない・・・」
即会社を早退して帰宅。蹲っているかみさんを横目に119番。
11時40分、済生会病院緊急外来へ。
待合室で待つこと2時間、整形外科の先生の診断を聞く。
X線とMRIの画像を見せられて、「右大腿骨頚部骨折」及び「右尭骨端骨折」。
で、まずは大腿骨接合手術。
さらに待つこと1時間。手術は無事に終了した。
X線映像には、かみさんの大腿骨にゴツいボルトが2本捻じ込まれていた。
手首の手術は6日とのこと。
この間、病院から3度入院手続きなどの説明を受けた。
手術を終えたかみさんは病室へ。4人部屋だ。窓の外からは工事の騒音が聞こえる。
入院に必要な物などを確認し、午後5時タクシーで帰宅。
父の夕飯の支度をして、かみさんの下着・衣類、洗面具などをバッグに詰め込み、午後6時会社へ。上司に報告し、再び病院へ。
この日は気温が29度まで上がり、病室は暑かった。
さらに4人部屋なので、面会人が話をしていて落ち着かない。
私はナースステーションで、病室を個室にしてもらうよう要請した。
かみさんは右手にギブス、左手に点滴針、心電図(耳に装着)ほかを付けられて、身動きもままならない。
午後8時、やっと帰宅。
夕食は賞味期限がとうに切れたインスタント沖縄そば。
不味いので途中でやめて煎餅をかじりながら、いいちこの水割りを飲み、長い1日が終わった。
ー続くー