丈二の日常
連 休(1)
5月2日、連休初日は父の通院付き添いで始まった。
車椅子生活を余儀なくされた父を、医者に連れて行くためには、介護タクシーを利用しなくてはならない。
初めての介護タクシーだったが、運転手さんは心得たもので、至れり尽くせりの対応をしてくれた。
要介護要支援高齢者がどんどん増えていく現状に沿って、介護用品やサービスが以前とは比較にならないほど充実してきている。
5月3日、昨日に引き続き良い天気。気温も上昇した。
去年同様かみさんと「城北公園」へ、なんじゃもんじゃの木を見に出かけた。
なんじゃもんじゃの木(一ッ葉タゴ)は、小さくて白い花が密集して咲き、まるで雪を被ったように見えるユニークな木だ。
新緑の木々に混じって遠目からは白い帯のように見える。
図書館や日本庭園の近くにそびえるヒマラヤ杉の並木は、木陰に入ると涼風が吹き抜けていく。
ひと通り散策して、公園の脇にあるベーカリー「モンパルナス」で昼食のパンを購入。これも去年同様だ。
スーパーで両親の昼食と、我々の夕食の材料を購入して帰宅。
12時丁度、両親を待たせずに昼食の用意が出来た。
かみさんが食事の世話をしている間、私は久しぶりに車を洗った。
2台分、一汗かいて我々も昼食。
午後はいつもの日曜日と同じパターン。
「そこまで言って委員会」を見たあと、ひとりでぼんやりテレビを見ていた母と「まちがい探し」を解く。
多少は母の認知症を食い止めることが出来るかもしれない。
夕食は1年ぶりに冷やし中華。
明日はどこへ行こうか。連休といえども、朝昼晩両親の食事の世話をしなくてはならないので、3時間以上家を空けることはできない。