ライブ・コンサート
昭和フォーク村 カバー曲グランプリ
ライブハウスUHUの新企画「昭和フォーク村 カバー曲グランプリ」に出演した。
第一回ということで周知が浸透していなかった様で、当日朝まで3名のエントリーしかなく、開催が心配された。
しかし午後6時50分、お店入口の掲示板(タイトル写真)を見てビックリ・・・。マルケンさんをはじめ7組のエントリーで埋まっていた。
ボス、テツさん、マルケンさんに挨拶。そして私の晴れ舞台?に招待した親友のT君も既に来てくれていた。
お客さんもちらほら見えている。水曜フォーク村でご一緒した黒川さん、風太さんの日に拝見した姫月夕美さんも入店してきた。
いつものおでんとビールで腹ごしらえして開演を待つ。
7時15分、「ボチボチ始めようか」とまずはゼンザエース(実はボス)さんがステージへ。
掲示板には浜田省吾のカバーとあったが「チューリップ」に変更とのことで、「ぼくが作った愛のうた」「銀の指環」ほか3曲を披露した。
2番手は私。このライブの条件は、同一歌手の歌を3曲20分以内で演奏しなければならない。私は高田渡を5曲練習してきたが、直前まで選曲を決めかねていた。グランプリ=お祭りと解釈して、景気の良さそうな曲にした。
スタートは初公開「自転車に乗って」。続いて「コーヒーブルース」。ゆらてぃく時代に2~3度演奏したことがある。20分で3曲というとMCも重要になるが、気の効いた話などできないので曲の説明くらいしかできなかった。ラストは「私の青空」。高田渡のオリジナルではないが彼のレパートリーには違いない。
何か所かコードを間違えたりしたが、全体的には上出来の部類だろう。
3番手はマルケンさん。カバーは何んと美空ひばり。
「みだれ髪」「東京キッド」「愛燦々」の3曲。
彼はあらゆるジャンルに渡って上質の演奏を聴かせてくれる。
4番手は黒川浩和さん。
ボスの向こうを張って大友康平(ハウンド・ドッグ)のカバー。「ミッドナイト・ブギ」「今夜ハートで」ほか3曲を熱唱。
続いては姫月夕美さん。彼女とは1月の風太さんの日以来だ。
この日の夕方に出演が決まったとのことでジャージ姿で登場。
カバーは中島みゆき。「悪女」「ひとり上手」「糸」の3曲。
彼女の醸し出す色気は私のお気に入り。
6番手はユニット「ワコ商会」。
男性がギターとボーカル、女性がキーボードとコーラス。
同じく中島みゆきで「ホームにて」「世情」「かもめはかもめ」の3曲を披露した。
加山雄三モドキさん
9時20分、カバー曲GPも佳境に入ってきた。
バンド名は「加山雄三モドキ」。二人のギターとボーカルの男性3人組だ。
ボーカルの方は声が加山雄三にそっくり。顔は江守徹に似ている。リードギターの方は何となく石坂浩二に似ている。
「蒼い星くず」「夜空の星」、ラストは「君といつまでも」。
20人近い観客から盛んな拍手が送られた。
この日のトリは飛び入り参加のU野さん。
水曜フォーク村で時々お目にかかる人だ。仕事帰りに寄ってこの企画を知ったらしい。
黒川さんのギターを借りて「ディランⅡ」をカバー。
「時は過ぎて」「プカプカ」ほか3曲を披露。
以前にも書いたが、UHUは加山雄三バンドやU野さんのようなリアルタイムフォークファンが、仕事帰りにフラッと寄って弾き語りが出来る気さくなライブハウスである。
全ての演奏が終わり暫し休憩の後、テツさんがステージに立った。
グランプリの発表だ。
「昭和フォーク村 カバー曲グランプリ」栄えある第一回受賞者は、「加山雄三モドキ」の皆さんに決定した。
テツさんの独断と偏見によりとあったが、誰もが認める結果だった(私個人的にはトリのU野さんのディランⅡがツボにハマった)。
出演者の皆さんと暫し親交を温めて、UHUを後にした。
「昭和フォーク村 カバー曲GP」、第二回も盛り上がるに違いない。