「グリーン・グラス」
いつもなら桜が開花しても良い時期、冷たい雨が降り、真冬並みの寒さだ。
平穏な毎日が続き、これといったネタもないので、私の好きな昔の洋楽を紹介しよう。
今日は「ゲイリー・ルイス&プレイボーイズ」の「グリーン・グラス」。
「グリーングラス」というとトム・ジョーンズやジョーン・バエズが歌った「思い出のグリーングラス」を想いうかべたり、菊花賞・有馬記念を制した競走馬を連想する方もいるかもしれない。
読者の皆さんでこの曲をご存知の方はごく僅かだと思う。
「ゲイリー・ルイス&プレイボーイズ」は1966年前後に活躍した米国のバンド。メインボーカルでドラムスのゲイリーは往年のコメディアン、ジェリー・ルイスの息子である。
中央がゲイリー・ルイス
デビュー曲の「恋のダイヤモンドリング」が全米1位となり、一躍人気グループとなったが、イケメンのゲイリーの魅力に寄るところが大きい。
続けて「あの娘のスタイル」「涙のクラウン」とヒットを飛ばし、この「グリーン・グラス」が7枚目のシングルヒットとなった。
窓の周りを這い伝う緑の葉
まだ若い葉に 風がそよいでる
そう 今は緑の季節
太陽は輝き 青い鳥は素敵な歌を奏でる
長い夏の夜を 僕らは楽しむつもりさ・・・
アコースティックギターの音色が美しく、アレンジャーのレオン・ラッセル(当時はまだ無名)がリズミカルにピアノを奏でている。
聴き終えて幸せな気分になれる曲だ。ベンチャーズも「ゴー・ウィズ・ザ・ベンチャーズ」等でカバーしている。
今から半世紀前の曲なので彼らの動画は残っていないが、以下のリンクでアニメ映像の「グリーン・グラス」が視れるので、視聴していただければ幸いである。
https://www.youtube.com/watch?v=1ejInMOws-Q
ディーン・マーチン(左)とジェリー・ルイス(右)
お父さんのジェリー・ルイスをご存知の方も少ないと思うが、少し紹介しておこう。
あのディーン・マーチンと「底抜けコンビ」を結成して、コメディー映画で人気を博した。その芸風は日本の芸人で言うと、ぼんちおさむ氏に近いだろうか。今年で91歳になる。
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