水木しげる
合 掌

我が人生の師、水木しげる先生が亡くなられた。
93歳。大往生である。
しかし、しかし、この底なしの喪失感はどうだろう・・・。
心の支えが無くなってしまった。
これから残る人生、どう生きていけばいいのだろう・・・。
同じてぃーだブログ「ぴーやしのイラヨイほりでい」に於いて、「水木先生・今日のお言葉」のタイトルで、師への思いを何度か披露したことがあった。
高校1年生のころ、初めて師の作品に出合った。掲載誌は「ガロ」だったと思う。
師の産み出したキャラクターに、メガネ出っ歯の「山田君」がいた。私はあの多感な年代に、山田君やねずみ男の発する言葉や姿勢に多大なる影響を受け、今日に至っている。
師の発したお言葉が、私の価値観、人生観を形成したのだ。
師は私の父親であり、先生であった。
水木先生、お疲れ様でした。あの世でも美味しいものを腹一杯食べて、先生の産み出したキャラクターたちと一緒に遊んでください。
「なまけ者になりなさい」
私はこれからも、先生の遺されたお言葉とともに生きていきます。
心よりご冥福をお祈りいたします。
(画像は、水木しげるロードにある師の銅像)